トラブル肌のお手入れ
朝のお手入れ
【基本的な流れ】
(1)素洗い洗顔
ソープは使わず、ぬるま湯だけで洗顔します。その時、水をすくった手のひらが肌につかないように。
大体10回~20回くらい。
必ず塩素を中和した水にしてください。
詳しくは 「アトピー生活」2.水道水の塩素 参照
タオルで顔を拭くのは刺激が強すぎます。
したたる水滴をあごで受ける程度に。
(2)肌の乾燥が始まる前に1度目のローションをつける
水滴が乾いてしまう前に大急ぎでル・スピノワの夜用ローションをつけます。
「ためしてガッテン!」(NHK)の実験では、バリア機能のないアトピー肌の人は1分半で乾燥してしまいました。
ですので、朝からお風呂に入られる方は、浴室から出る前、浴室内でぬれた顔に夜用ローションをつけます。
体にも炎症が出ているようなら、体にも手のひらにたっぷりとった夜用ローションをそ~と塗りひろげます。(体に水滴がついていると2回くらいで全身にローションをつけられると思います)
そして、浴室を出てから、体についた水滴をタオルでおさえるようにしてとります。
(3)2度目、3度目のローションをつける
体を拭き終わったタイミングで、顔に2回目の夜用ローションをつけます。
私は体にも2度目のローションをつけていたのですが、「しっかり保湿している」と実感できる方は、体は一度目のローションのあとにゲルクリームやtofutofuクリームで保湿されるのもいいでしょう。
数分おいたら、顔に3回目の夜用ローションの重ねつけをします。
●ポイント1
炎症がかなりひどくて朝から顔がガビガビという方や、1日も早くなんとかしたい!という方は顔に2回目の夜用ローションをつけてからローションパックの準備をして、朝からローションパックをしてください。
ローションパックの方法
朝からお風呂に入らない方も、炎症が体にも出ているならば、ローションとゲルクリームをつけられるといいと思います。
●ポイント2
ローションは3回の重ね付けが基本です。ローション後の仕上がりの目安は、肌にピタッピタッと吸いつくような感じが出たらです。
朝用と夜用のローションがあり、それぞれ役割が違っています。
お肌がひどく乾燥している方で、そんなに外に出ない方は、朝でも夜用ローションのみでのお手入れでもいいと思います。
●ポイント3
朝用ローションには紫外線防止効果がありますので、外出される方は、2回目まで夜用ローションを重ね付けしていただいたあと、3度目は朝用ローションをご使用ください。
(4)コルカタライザー(美容液)
ローションのあと、コルカタライザー(美容液)を1プッシュ手のひらにのばして顔につけていきます。ローションが乾いてしまわないように、手早く!
(5)オイルをつける
オイルを1プッシュ手のひらにのばし、オイルをつけます。
(6)体にもオイルをつける
体に炎症が出ている方は、ローションやゲルクリームを数回重ね付けをされたあと、馬油もしくは椿油、もしくはプロペトを手のひらに伸ばして肌を手のひら全体で押さえるように優しく油分をつけていきます。油分がラップの役目をして、肌から水分が逃げるのを防ぎます。
※ゲルクリームではすぐに乾いてしまう、オイルやプロペトはベタつくし…と感じた方は、ローションのあとにtofutofuクリームを優しく重ね付けしてみてください。