脱アトピー生活
洗わない
“皮脂をまもる”という観点から、私は石けんで洗うのも止めました。
皮膚科の先生の本で
「炎症部分には黄色ブドウ球菌が繁殖するので石けんで綺麗に洗い、皮膚を清潔に保ちましょう」というくだりをみつけ、
高校時代は “潔癖症” と呼ばれていた私の血が騒ぎ、石けんで洗った後に、消毒用のイソジンで消毒までしていたのですが、
良くなったり、痒みが軽減するどころか、完全に「因幡の白兎」状態になりました。
その時から “石けん、ソープ、シャンプー” というものについて考えはじめ、
いろいろと調べてみると随分昔から合成界面活性剤の毒性に対して警告がだされていることを知りました。
今は合成界面活性剤に関して詳しく教えてくださってるホームページがいっぱいあります。
検索エンジンで「合成界面活性剤」と入力すればダダダダダッとあがってきますので、ご自分でも調べてみてください。
ヤフーで検索結果の上位にあがってくる掲示板「阿修羅」をみてみると、
この成分(合成界面活性剤)は現代の皮膚障害の最大の原因といわれています。合成界面活性剤には「たんぱく変性作用」と呼ばれる性質があり、体のたんぱく質を破壊する働きを持っています。慢性的な肌荒れを起こしている人などは、ほとんどがボディシャンプーや台所用の洗剤、または化粧品等によって皮膚のたんぱく質を一部破壊されているのです。
とあり、この方は皮膚障害を起こすのは水ではなく合成洗剤だと主張しておられます。他にも、
科学技術庁によるウサギの皮膚への塗布実験では、皮膚に塗られた合成界面活性剤のうち、0.53%が血液中に侵入するという結果が出ています。血液にしみ込んでしまった物質は体中に広がってしまいます。皮膚から浸透する毒素は、食物のように胃酸で溶かされたり、直接排泄されることもないので、逆に口から入る場合より有害なことも多いのです。
など、笑えない報告も記載されています。
しかも、合成界面活性剤は抜け毛、薄毛の原因とも言われていますので、
アトピーや湿疹とは無関係だけど、薄髪で悩んでいらっしゃる方も使われないほうが無難だと思います。
アトピーや脂漏性皮膚炎ではないのに、頭皮が痒くてフケがでるという男性がご相談に来られた時には、まず
(1)シャワーやお風呂の塩素を中和してもらう
(2)シャンプーを石けんにかえていただく
それだけでほとんどの方が「ありがとう~良くなったよ~」
と笑顔で報告に来てくださいます。←こういう時が一番嬉しい
それでは合成界面活性剤を使っていない昔ながらの石けんはどうか、という問題ですが、どうでしょう?
その前に、皮膚ってそんなに汚れてますか?
ワンパクな小学生やクラブ活動で忙しい中高大生は確かに土ぼこりや汗で汚れてそうですが、オフィスワーク中心のサラリーマンやOLの方、エアコンのきいた塾に行っていてあまり汗をかかなかった日の子供たちの肌も毎日ゴシゴシ洗わないといけないくらい汚れてるんでしょうか。
私は皮脂を大切にしたいという思いと、毎日の自分の生活を考えて “よっぽどでないと石けんをつけて洗わない” という方針に決めました。
それ以来この16~17年は数回しか石けんをつけて身体を洗っていませんし、
石けんを使うときも手で撫でるようにしています。
ここ13年半くらいはお化粧もしないため顔も石けんで洗っていませんが、垢がボロボロとでて困ったことはありません。
それどころか、13年以上も石けんを使って顔を洗っていないとはご存じないお客様に
「あなた肌が白いわね~」と言われます。
アトピーを少しでも隠すため、もしくはスッピンで職場や学校には絶対に行けないと思い込んで
毎日キチンとお化粧している人はどうすればいいのでしょうか。
まず、店頭でも力説しているのが「クレンジングはやめてください」です。
あまりにも常識はずれに聞こえるので、「えぇぇぇぇーそれはできません」と最初は必ず却下されてしまうのですが、
毎日毎日クレンジングをしなければいけないようなものを塗ってるから肌が回復しないのです。←力説
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「皮脂を守り、角質を守る」という鉄則を守るのならば、 ヌリヌリヌリヌリ、ゴシゴシゴシゴシはやめるべきです。
「そんなーそれは絶対にできないわ」と思われると思いますし、私も思っていました。
アトピー時代は家の近所のツタヤにビデオを返しに行くときでさえスッピンで出るのは恥ずかしかったんです。
誤解しないでいただきたいのは、私はスッピンを推奨してるのではなく、
クレンジングという行為をしなければいけないものを毎日肌に塗り続けるはのやめた方がいいとお勧めしているのです。
私はお店でパウダー(お粉)でのお化粧法をお話ししているのですが、
お客様の中でも2年以上「粉だけでは不安で」とリキッドファンデーションを使われていた方が、
思い切ってパウダーだけに切り替えられた途端に肌のモチモチ感が変わり、
肌のキメが整ったために、逆にパウダーだけで充分のお肌に変身されたり、
もうそろそろ肌が回復してもよさそうな方が回復しないので、
くわし~く聞いてみると基礎のお手入れは完璧なのに実はファンデーションとクレンジングはしていたなど、
ファンデーションとクレンジングにまつわるトラブルはかなり多いのです。
ただ「どうしてもクレンジングが必要なの!」という方がいらっしゃるのは分かるので、肌に優しく、尚且つ、キチンとクレンジングとして役目をはたしてくれるアイテムも選定いたしました!(このページの下にあります)
“このクレンジングで落ちないようなものをつけない” ここのラインは越えないでくださいね!