輪屋てんやわんや
毎年、この時期は野菜が少なくなります。
夏の野菜が終わって、秋冬の野菜はまだ先で、ちょうど端境(はざかい)になるわけです。今年は6月ごろの猛暑の影響もあって、夏野菜も超低調でした。店頭は、なかなか盛り上がらないままでしたねぇ・・残念。
暑さは超一級でしたが、たまに恐怖を感じるほど暑過ぎて、夏を楽しむ感じではなかったですね。
ところで、私は冷蔵庫に野菜を入れるのが嫌いです。
寄居から運んできている野菜は新鮮ですから、冷蔵庫に入れるとかなり長い間元気でいることは可能だと思います。けれど、冷蔵庫で保管した野菜は、どうしても好きになれないんですよ。
冬の野菜はまだ良いのですけど、夏の野菜は、そりゃーやっぱり寒いところはきらいでしょー?!と思っていて、冷蔵庫に入れると寒くて死んじゃうんじゃないかなー、と。
活きの良い人間を裸で冷蔵庫に入れたら寒くて死んじゃうんじゃない?でも、寒いから腐らなくて、見た目は綺麗なまま、結構長く保管されちゃうんじゃないかな?野菜も同じで、冷蔵庫で長く保っているから新鮮なままな訳じゃなくて、なんと!生きてるか死んでるか!位の重大な違いがあるんではなかろうか?と。
卸屋さんから届く野菜でも、来た時は元気そうなんだけど、常温に出すと、あっという間にダメになっちゃうものがあります。冷蔵庫から死んだものを常温に出せば、一気に腐るってことだと思うんですよ。
自分の思い込みかな―とも思いますが、そんなことを考えると、やっぱり野菜は新しいうちに、活きているうちにいただいてなんぼ。生命を感謝と共にいただいて、その命と合体・同化させてもらうんです。
食べることは、消化ではなくて同化です。何を食べるか?は大事ですよね。