輪屋てんやわんや

大量生産品の宿命ですね。均質なものを作るには、化学物質の組み合わせが一番なのです。

自然な材料を入れるほど、管理が難しくなっていきます。

 

本物は大量生産できない!!・・均質なものはできないということですが・・!

 

 

美味しい!!と思って、また食べたいと思ってもまったく同じものには二度と会えないのが、

本物の残念な所でもあり、素晴らしいところでもあるのです。

そこに感謝や感動があるのではないでしょうか?

 

うちでも「この間の大根、美味しかったー!!あれ、まだある??」というお話しがありますが、

「残念ですが、あれはあれ1本だけです。よかったですね、出会えて。」

「でも、ここにあるのは全部本物です。また、素晴らしい大根に会えると良いですね」

と言いたいところですが、訳がわかんないだろうと思って、

「ありますよー。美味しいですね、この大根」と同じ人が作った同じ畑の大根を出しますが、

ホントーは同じものなんてないのです。全部、別物。

人間が一人一人違うように、大根も1本1本違います。

 

野菜でも、化学肥料と農薬で作った方が作りやすいのです。

ビルの中で作った方が作りやすいのです。

そうやって作った野菜を化学調味料で味付けすれば、同じものが何度でもできあがります。

コピーを作るなら、野菜には味がない方が使いやすい。野菜の味が変わっては味の調節ができない。

 

 

本物との出会いは、まさしく一期一会そのものです。

ありがたく、ありがたく、いただきましょう。