輪屋てんやわんや

 中国の農薬問題があってから、最大の被害(うちのですけど)を受けたのが、この「チンゲン菜」かもしれません。元々が中国で食べられていたということで「中国野菜」と言われるのですけど、中国で作って輸入してきている「中国野菜」と一緒になってしまって、「中国の野菜はちょっと・・・」と敬遠される時期がありました。

 

輪屋で評判のチンゲン菜は、もちろん寄居輪組で農薬も化学肥料も使わずに育てられて、朝採ってきたものです。

 

朝採りの新鮮な野菜は、このチンゲン菜に限らず水分が豊富に含まれています。特に、チンゲン菜のお尻のぷくっとしたところには、たっぷりと水分が含まれています。

 

ある時、チンゲン菜を床に落してしまったことがあります。「あっ」思ったら、「ぐしゃ!!」って音がして、お尻が完全に崩れていました。普通その辺で売っているチンゲン菜では、そんなことはないと思います。それくらい、瑞々しいんですね。

 

新鮮な野菜や果物に含まれている水は命の水です。動物でいえば血液のようなもので、そこに強い生命力が宿っているのです。ビタミンやミネラルなどの栄養素を超えたエネルギー・パワーがそこにはある、と輪屋は信じています。だからこそ、宅急便を使わずに、朝採ったものを運んできているのです。

 

お尻の所を十字に切って、落とせる泥は落としてからサッと塩ゆでして、適用に縦に切って、塩・酢・ごま油をかけていただく・・・という食べ方が自分は一番好きです。お酢は千鳥酢より富士酢の方が合うと自分は思います。まー、その辺はお好みでどうぞ。