手や指にトラブルが出る場合、色々なケースがあります。
小さな水疱が出来たり強烈な痒みがある場合、汗疱状湿疹や掌蹠膿疱症などが考えられ、指の間の皮がめくれて痒みがある場合などは、カンジダ性指間びらん(参考の症例写真「平松皮膚医院」さまより)など、アトピーとは違う病名がつく場合があります。
手や指にトラブルが出る場合、色々なケースがあります。
小さな水疱が出来たり強烈な痒みがある場合、汗疱状湿疹や掌蹠膿疱症などが考えられ、指の間の皮がめくれて痒みがある場合などは、カンジダ性指間びらん(参考の症例写真「平松皮膚医院」さまより)など、アトピーとは違う病名がつく場合があります。
どんな場合でもそうなのですが、とりあえず一度は皮膚科に行って、自分の症状が何なのかをハッキリ診断してもらうのは、大切だと思います。
ただ、治療法として、ステロイドしか出してくれない…というお医者様もいらっしゃるので、その時はご自分の病名をしっかり頭に叩き込み、もう一度ネットで検索し、それでもステロイド以外に治療法がないようなら、早期にステロイドで決着をつけるのも手かもしれません。
テッシーが10年前に一度、手のひら、特に指に水疱が出来、強烈な痒みで掻くと水疱が破れて指先から体液が滴るほどドロドロの状態になってしまいました。
インターネット上で皮膚炎の写真を見てみると、汗疱状湿疹と同じような感じなので、自分たちの間では「たぶん汗疱だったんだろう」と思っています。
原因を考えるに、お店を始めて8カ月くらい経ち肉体的にも精神的にも疲れがピークになっていたという事と、大量の段ボールの処理をしているときに指に相当強い力で摩擦が加わった事が考えられるのではないかと思います。
治るまでに半年間ほどかかりましたが、あの頃アンチ病院派のテッシーは結局皮膚科に行くことなく、自力で治しました。
治し方は、今で言う「ラップ療法」に近いものでしたが、これが絶対に正しい治し方なのかどうかは分からないので、単純に真似されない方がいいと思いますが、事実ではあるので、書かせていただきました。
また、わたし自身も、6年前に手指が痒くなったことがあります。
その時は、「一切水に触らない」という方法を試しました。徹底的な脱保湿です。
私が実行したのは3週間、とにかく水に触れないように、常に水仕事のときは手袋、中で汗をかかないよう手袋の中は綿の手袋、お風呂に入るときも手袋、トイレに行った後は、洗わないという生活をしていたところ、湿疹が出ていた2本指のうち、1本は完治してしまいました。
今でも、完治した指は元の指より強くなったようで、塩素まみれの水にふれてもまったく大丈夫です。
でも、面白いのは、もう1本の指が治らなかったことです。同じ条件だったのに、1本は完治、1本はそのままでした。
考えられるのは、
もうしばらく「濡らさない」時間が必要だった
同じように見える炎症でも、実は原因が違っていた
ということでしょうか。
あと、お薬系を塗ってもいいのであれば、私は「キクリウファイブ」という軟膏をご紹介しています。
輪屋では販売しておらず、漢方薬局で売っているのですが、グリチルリチン酸という成分に肌を鎮静化する働きがあるため、よく化粧品にも入っている成分なのですが、かゆみがひどいときに塗ると、かゆみも少し治まります。
グリチルリチン酸の構造がステロイドと似ているので、使うのが嫌だという方がいらっしゃいますが、私は製造しているキクリウ製薬に電話して、お話を聞いたところ、「大丈夫」と判断したので、子供が1歳くらいの時、生卵を食べて湿疹が出た時などにも使いました。
でも、使っていたのはその時だけで、今は使っていません。薬は使い様だと思うので、サッと使った方が早い場合もあります。
でも、何をするにしても、手指の湿疹はものすごく頑固なので、徹底&集中的に治さないとかなり治りにくいなというのが私の印象です。
主婦業や母親業、仕事で水を使う方もいらっしゃると思うので、そう簡単にできることではないのですが、もし、万策尽きたら一度トライしてみる価値はあると思いますよ。