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ノニ(noni)(学名:Morinda citrifolia)は、アカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑小高木。
ノニはポリネシア諸島の人々に「再生」の薬として1500年以上も使われています。
研究レポートによれば、ノニ果実は大腸菌とも闘えるような、
とてつもない抗バクテリア成分を含んでいるということです。
ノニには抗癌性、抗炎症性があり、痛みの緩和や、細胞の再生、免疫システムの強化に効果があります。
また、多数のビタミン、ミネラル、酵素、植物(性)栄養素を含み、多方面の効力を持つ栄養素の相乗効果により、効果が上がるものが多いと信じられています。
風邪やインフルエンザ、胃腸不良、肌疾患、痛み止め、頭痛、感染などに効くと証明されています。
<フードマタースより引用>
「もっとも効果を期待するのであれば、果実を丸ごとフリーズドライにした製品をお探しください。
ジュースを購入される場合は滅菌されていないブランドのものをお勧めいたします。」と、
フードマタースでは紹介されていますが、これは間違いです。
ノニの様々な効果は、「イリドイド」と呼ばれる成分によるところが大きいからです。
「イリドイド」は熱に強く、人間の体内に入って体内の酵素と反応するまで不活性です。
ノニに限らず、ジュースにすると栄養的には劣化が進みます。
ポリフェノールやレスベラトロールなどを摂取するには、本来、新鮮な生の果実をそのまま、できるだけ速やかに摂取するしかありません。
フリーズドライされた粉よりも、完熟した実をそのまま発酵させて種だけを外した製品のほうが、より自然に近い形で摂取できます。
そもそもカプセル状のものにはノニの成分はほんの少ししか入っていません。
ノニ製品の中で品質にこだわるのであれば、モリンダ(元タヒチアンノニ)社がダントツです。
インドの6000年前の壁画にもノニが描かれています。

古代のアーユルヴェーダの文献では、ノニはアシュカと呼ばれ、サンスクリット語で「長寿」を意味します。
そして、ノニは体のバランスをとり、完璧に調和が取れている状態に安定させると記載されています。
ノニには275以上の栄養素が含まれており、
100種類以上の有効薬効成分および生理活性成分が含まれています。
普通の果物の栄養成分 10~20種類
プルーン 35種類
ローヤルゼリー 40種類
アロエ 80種類
プロポリス 100種類
ノニに多く含まれる「イリドイド」は、漢方の材料から多く発見できます。
ノニ以外でイリドイドを含むものには、次のようなものがあります。
サンシュユ、サンシン、フタバムグラ、ハゲキテン、シャゼンシ、ヒャッカジャゼッソウ、クチナシ、ゲンチアナ、トンブリ、オリーブ、ブルーベリー、クランベリー など
普通は1~数種類のイリドイドしか含みませんが、ノニには、
な、な、なんと果実に14種類、葉に4種類以上のイリドイドがふくまれています。

タヒチにはタフナという祈祷師がいる。病気に対して伝承ハーブを処方する。
タヒチでタフナのノートを見せてもらうと、ノニと他のハーブを組み合わせがいくつも書かれていた。
という話を聞きました。
上のノートは、ハワイの祈祷師のノートです。
1875年5月10日に書かれたもので、ノニとスベリヒユ、タロイモの組み合わせが紹介されています。

明治の大探検家、鈴木経勲はノニについて記しています。
「南洋風物誌」には、以下の記載があります(上の写真)。
*現地人はこれを大量に保管し、飢饉のときに食べる
*食料がつきたとき、これを食べるだけで十分血液を益し、滋養を十分保つことができる
*保存していても腐敗することはない
*南洋諸島には天賦の食料があり、遠征のとき、これらをもって人を呼ぶことができる
これを読んで、自分で人体実験をしてみましたが、確かに他の食事をかなり削っても、ノニをしっかり摂取すれば、健康度が下がるどころか、グンッと上がることを体感しました。
それからは、立派なノニストとして、ノニが主食の一部になり得ることを伝えています。
ピンとくるかたはピンとくるでしょうが、ノニをサプリメントではなく、食事の一部と置き換えるだけで、健康度が上がります。
ダイエットにも最適ではないですか?
スーパーフードはたくさんありますが、栄養滋養に満ちて、保存が効く、すなわち非常食としても流動食としても利用価値が高いものとしてノニ以上のものを知りません。
スーパーフードはサプリメントではありません。
食糧です。地球から与えられた食糧です。